- 一般的なご質問
- 料金に関するご質問
- 打ち合わせに関するご質問
- 特許・実用新案に関するご質問
- 商標に関するご質問
- メディア発表と出願の関係についてのご質問
- 権利化後のご相談
- 自分でやりたい、他の事務所に依頼したい場合
一般的なご質問
- 依頼するにはどうすればいいのですか
- まずはご連絡ください。問い合わせフォーム、電話、FAXのいずれでも構いません。特許は、内容を詳しくヒヤリングする必要があるため、打ち合わせ(対面またはリモート)を行うようお願いしています。
- 無料相談では何でも聞いていいのでしょうか
- 答えられることなら何でも回答します。弊所に依頼するかに関わらず、気になることは何でも教えてください。弊所のお客様は、特許・商標の手続が全く初めての方が中心です。一から丁寧に説明します。
- 専門家の先生が相手なので、緊張して話しづらくないか心配です
- なかの国際特許商標事務所は「何でも丁寧に説明する」のがモットーです。現在のクライアントからは、話しやすい、親身に相談に乗ってもらえたとの評価をいただいております。初回打ち合わせでは、お客様からの質問が出なくなるまで説明した上で終了しています。「聞かれたことは何でも答える」のが弊所のモットーです。
- 特許事務所(弁理士)に依頼するメリットはなんですか
- 出願経験のない方でも、出願書類を作り、提出することまではできるでしょう。その先、権利を取り、活用する部分は、弁理士の手がないと、大変苦労すると思います。
権利化の段階では、事業のヒヤリングをして、自社が実施する範囲、他者の排除をしたい範囲を踏まえて権利範囲を設定します。審査を見越し、権利範囲は、色んな要素を段階的に設定します。審査官の判断に応じ、どの要素をどこまで狭くするかを考えます。こうして出来た「特許権」は、同じ一つの権利証でも、中身が全く異なります。なるべく広い(制限の少ない)権利にするは望ましいです。相当数の件数をこなさないと、広い権利は取れないと思います。
- 出願までにどれくらいかかるでしょうか
- 特許の場合、打ち合わせ終了から第一案作成まで2~3週間です。修正・チェックの作業も必要なので、出願完了までまで1ヶ月~1ヶ月半を見込んでおいてください。
- 商標の場合、初回問い合わせから原稿案送付まで約1週間です。出願完了まで2~3週間を見込んでおいてください。
- 商談や販売開始がもうすぐ。急いでほしい
- 可能です。問い合わせ時に出願期限をお知らせください。こちらから出願までのスケジュールをご提案いたします。通常の納期の半分以下の場合、別料金がかかる場合があります。
料金に関するご質問
- 値段が高いと思う
- 特許を出願すると、10年単位の付き合いになります(存続期間が20年)。品質が確かか、相談しやすいか、細かいサポートを受けられるかを考えて、どこに依頼するかお決め下さい。値段を最重視される方は、別の事務所に依頼することをおすすめします。
- 中小企業で予算がない。割引してほしい
- 特許・商標とも、案件に合わせて1件ずつ書類を書き起こしています。似た内容をまとまったて依頼頂ければ(目安として3件以上/回、10件以上/年)、1件あたりの作業量が減る分、多少の割引が可能です。お問い合わせください。別途、国・自治体・各種団体の助成金制度もご案内していますので、ぜひご活用ください。
- 請求額が見積額より高くなることはありますか
- 見積もりは、想定される作業量より多めに出しています。実費部分(図面代、翻訳代、現地代理人費用)と為替の変動により、見積もり額以上となる場合があります。国内出願であれば、見積もり額以上になることはあまりないと思います。費用が超過しそうな場合、その都度ご連絡します。
- 費用はいつ支払えばいいのでしょうか
- 初回取引の場合、見積額全額を前金として頂いています。手続完了時(出願完了、応答完了など)に清算し、残高を請求または返金します。
打ち合わせに関する質問
- 打ち合わせ時間はどれくらいですか
- だいたい30分〜1時間です。特許出願の相談であれば、だいたい20~30分程度です。お客様からの会社説明、技術説明がある場合、もう少し長くなることがあります
- 特許の相談の際の注意点は何ですか
- 特許出願までは、発明の内容を外でしゃべらないでください。「商談で社長がしゃべってしまう」「技術者が発表会でプレゼンしてしまう」ことがよくあります。注意してください。 守秘義務を負う人間以外が発明内容を知った場合、権利取得ができません(別途、救済措置があります)。
- 対面:打ち合わせに来てもらいたい
- 南大阪・和歌山を中心に、京阪神エリアは、基本的に弊所からご訪問させていただいています。出張料・交通費等も不要です。
- 対面:弊所で行いたい
- 岸和田市内、貝塚市内に事務所があります。都合の良い場所をご指定ください。近くに着いた際にご連絡ください。いずれも駐車スペースあり(1台)。
(岸和田オフィス)久米田高校の山手(JRの線路方向)にあります。電車の場合、JR下松駅から久米田高校方面に向かい、線路沿いを歩いてください。
(貝塚オフィス)加神郵便局のそばです。 電車の場合、南海本線二色浜駅から徒歩、または貝塚駅からタクシーをご利用ください(タクシー代:1000円弱)。
- リモートで相談をしたい
- 可能です。ZOOM、Teams、LINEが利用可能です。希望の日時、方法をご連絡ください。リモート相談も無料です
- 外部(会議室、ラウンジ、飲食店等)で打ち合わせしたい
- 極力希望の場所で行いますが、手元の資料、プロジェクタ、ホワイトボードが見えない、声が聞こえない場所をお勧めします。特許・商標とも、それを聞いた人が先に出願すると、権利を取られてしまいます。知財業界では、オープンスペースでの打ち合わせは(ほとんど)行っていません。
特許・実用新案に関するご質問
- 特許をとると儲かるんでしょうか
- 特許の利益は、本業で得られます。特許権を持っている(=独占できる)ことにより、賞品やサービスが売れ、高い利益を得られます。ただ、自分以外に使える人がいないので、誰からもライセンス料は入りません。特許権に対する(見かけの)収入は0なので、経費(権利化費用)の分、赤字に見えます。知財部門単体で利益を出しているのは、自分で事業を行っている会社では、ほとんど存在しないと思います。
- なぜ特許を取らないといけないんでしょうか
- 理由は2つあります。1つは、特許を取れば「独占」が可能になり、その事業が誰にも実施出来なくなります。第三者の模倣を防ぎ、価格を維持できます。もう1つは、一定以上の規模の会社は「製品の特許を取るのが当たり前」なので、自社の発明を把握し、権利化しない状態では、取引の障害になることです。
- 特許出願って公開されるんですか
- 出願した内容は、1年半後に誰でも見れるようになります。「発明をすべて公開する見返りに特許権(独占権)を与える」のが法の趣旨です。特許を取れるが技術情報・ノウハウが漏れないように、出願書類に書く内容は調整します。
逆に、他社の特許も公開されます。他社の開発状況を見て、他社の事業の邪魔をする特許を取る。自社の事業の障害となる権利がないか調べる。いずれも無料~安価で行えるので、うまく使えば有用だと思います。
- 特許出願でいくらかかるか、目安を教えてほしい
- 特許の場合、出願時の費用は30万円前後、権利化までは70~80万円程度です。 ストレートで特許された場合(拒絶理由通知がなされなかった場合)は、もう少し安くなります。(いずれも特許庁の費用、弊所費用を含めた額です)詳しくは料金案内をご確認ください。
なお弊所では、権利化までに必要な費用(出願、中間処理、登録)の総額を案内しています。最初にかかる費用(出願費用)のみを表示し、追加費用や総額が分からない事務所が多々あります。ご注意ください。
- 特許される可能性は何%くらいですか
- 75%前後です(出願審査請求がされた案件のうち)。ここ10年で20%近く上昇しました。たいへん特許を取りやすい時代です。特許性がとれるかな?な案件でも、積極的に出願することをお勧めします。
- 拒絶理由通知が来ました。特許が取れないのでしょうか
- 適切な出願をすれば、拒絶理由通知が一度はなされます。一度も拒絶理由通知がされないのは、全く新しい分野か、出願時に範囲を狭く設定しすぎた場合だと思います。
特許は、既存技術と異なった、優れた技術に与えられます。特許庁の審査でどのような既存技術が見つかるか、正確な予想ができません。権利範囲を、出願時には可能な限り広く設定し、審査結果を見て、段階的に補正(狭く修正)します。
- 出願したあとに、発明した商品やアイデアからもっといいデータが取れまれした
- 国内優先権制度を利用しましょう。前の出願から1年以内なら、データ(実施例)の追加や権利範囲の再設定が可能です。
- 出願審査請求制度とは何ですか
- 特許出願は、ほっておいても審査がされません。出願から3年以内に、特別な手続(出願審査請求)を行ったもののみ、審査がされます。主に特許庁の都合(審査件数を減らしたい、出願時の費用を抑えたい)です。
出願から3年間の猶予があります。すぐ権利化するのか、ギリギリまで権利化すか見極めるのか、もう開発終了なので権利化しないのか、出願人が考えるきっかけになります。
商標に関するご質問
- 商標を取るメリットを教えてください
- 新しい商品・サービスについて、名称やロゴを独占的に使用することができます。よく売れた場合、似たような名称で同業者が販売するのを防ぐことができます。また、商標出願の作業を通じ、他社の商標権の存在が分かるため、他社の商標権侵害とならないよう、注意するようになります。これも間接的なメリットです。
- 商標を取る場合の総費用を教えて欲しい
- 出願時に約10万円、権利化までに約30万円(いずれも区分数2、拒絶理由通知への応答が1回の場合;10年分の年金を含む)です。商標権の更新をする場合は10年ごとに約15万円がかかります。詳しくは料金案内をご確認ください。
- 商標を取るデメリットはあるのでしょうか
- 新商品・新サービスは、販売開始の数ヶ月前に出願することが多いです。今後の事業計画が漏れる可能性はあります。また、商標は候補を含めて複数の出願をすることがあります。実際に使わない商品・サービス名なのに費用がかかる、というのもデメリットになります。
広報・発表との関係についてのご質問
- テレビ・新聞・展示会などで新商品を発表することになりました(特許出願についての注意点)
- 内容が公開されると、原則として特許が取れなくなります(特29条1項3号)。 発表の前日までに特許出願を済ませましょう。 救済規定(特30条)もありますが、あくまで例外規定です。欧州連合(EU)や中国など、外国での権利化が不可能になるなど万能ではありません。
- テレビ・新聞・展示会などで新商品を発表することにりました(商標出願についての注意点)
- 発表日までに出願を済ませましょう。 商標は早い者勝ちです。新商品名について、自社より先に商標出願・権利を取得される危険があります。 先回りして商標権を取り、商標権の買取や、差止・損害賠償を求めてくるケースもあります。可能な限り早く対応しましょう。
権利化後の相談
- 特許・商標の維持はどうするのか
- 特許なら毎年、商標なら10年に一回、特許庁に年金を納付します。弊所を通じて納付する場合、期限の3ヶ月程度前にリマインドを行い、権利を維持する場合には納付を代理します。(特許庁のサービスを利用して)自社で納付することも可能です。
- 自社の権利でライセンス料を稼ぎたい
- 営業活動の直接のお手伝いはできませんが、お客様の事業に関係のある権利を調査することは可能です。
- 自分の特許権に抵触している商品を見つけた
- まずは証拠の収集・保全です。数千~数万円程度の商品なら、購入して手元に確保してください。次に、自社の特許権の権利範囲に属するかの判断をします。権利範囲に属するとなれば、警告書を送り、訴訟なりライセンス交渉に進みます。中野国際特許商標事務所でも鑑定というサービスを行っているので、ぜひご利用ください。
自分でやりたい、他に依頼したい場合
- 無料相談が終わった後、どうすればいいか
- 見積もりをお送りし、入金確認後に出願作業に着手します。弊所に依頼しない(他の事務所に依頼する)場合は、その旨を一言お伝えください。
- 自分で出願したい
- 公的機関が無料の相談サービスを行っています。「中身」についてのアドバイスには期待しないでください。出願するのがゴール(権利が取れなくていい)であれば、少し勉強するえば行えると思います。
- 別の特許事務所に依頼します
- また機会があれば、お声かけください。いい特許が取れるよう期待しています。